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【図解】カメチャック選定のポイント
スクロールチャックについて
スクロールチャックにおいては、生爪がチャック中心に向かって均等に動作するため、小物から大物ワークまでを同じ六角幅でカバーできます。特に段取りの少ない現場では、65mm幅が標準として使いやすいサイズです。幅広爪として利用される場合に100mm幅まで用意してあります。
パワーチャックについて
油圧・空圧のパワーチャックを使用する場合は、ワーク径や形状、加工内容に応じて適切な子爪サイズを選ぶ必要があります。以下の図を参考にして、目的に合ったチャック幅をお選びください。
材質について
高速回転や軽量化を重視する現場では、アルミ製の子爪が特に効果的です。遠心力の軽減と作業者の負担を抑えつつ、成形性にも優れます。鉄やその他材質にも対応可能ですので、ご相談ください。
・茶色の丸はワークイメージです。
・白文字はワークの外径サイズです。
不明な点がございましたらお気軽にお問い合わせください。
8インチパワーチャック|85幅
φ20以下のワークを保持する場合には、85幅や100幅の生爪を使用することで確実なクランプが可能です。φ20以下のワークを加工したい場合は100幅の子爪をご検討下さい。ジョーナット(Tナット)がチャック中心に向かってずらせるチャックの場合は小径ワークが把握できます。
8インチパワーチャック|65幅
φ45以下のワークに対応。汎用性が高く、初めてカメチャックを導入される場合にもおすすめです。φ45以下のワークを加工したい場合は85幅もしくは100幅の子爪をご検討下さい。ジョーナット(Tナット)がチャック中心に向かってずらせるチャックをご使用の場合は小径ワークが把握できます。
8インチパワーチャック|89丸子爪
丸子爪。複数コーナー使いが可能で、加工自由度とコストパフォーマンス(特に大径や特殊材にて)に優れます。
10インチパワーチャック|85幅
φ70以下のワーク対応。85幅の生爪は、小径から中径まで幅広く対応できるバランス型です。φ70以下のワークを加工する場合は100幅の子爪をご検討ください。ジョーナット(Tナット)がチャック中心に向かってずらせるチャックをご使用の場合は小径ワークが把握できます。
10インチパワーチャック|100幅
大径ワークやしっかり把握したい工程で活躍。ワーク径が大きくなるほど、100幅が安定した固定に有利です。高速回転時はアルミ製を推奨します。アルミ製は遠心力の影響を受けにくく、高速回転時の安全性を確保しやすい特性があります。
12インチパワーチャック|100幅
大型ワーク向けに設計されたセットアップ。重量物や高剛性が求められる場面で力を発揮します。高速回転時はアルミ製を推奨します。アルミ製は遠心力の影響を受けにくく、高速回転時の安全性を確保しやすい特性があります。
カメチャック選定 早見表
チャックサイズとワーク径に応じた子爪の選定目安をまとめました。初めて導入する方や型番で迷っている方は、以下を参考にお選びください。親爪はパワーチャック、スクロールチャック共に北川鉄工所製チャックに対応しております。
チャックサイズ | 爪タイプ | 爪幅・径 | 推奨ワーク径 | 備考 |
---|---|---|---|---|
8インチ | 六角(標準) | 65mm | φ45以下 | 汎用・標準、初導入に最適 |
8インチ | 六角(幅広) | 85mm | φ20〜70 | 小径対応、薄物対応 |
8インチ | 丸子爪 | φ89 | φ20〜60前後 | 大径や特殊材で高コスパ |
10インチ | 六角(幅広) | 85mm | φ70以下 | バランス型、生産性重視 |
10インチ | 六角(特大) | 100mm | φ70以上 | 小径から大径まで幅広く対応 |
12インチ | 六角(特大) | 100mm | φ90以上 | 小径から大径まで幅広く対応 |
▶カメチャック子爪の特長や使い分けについて:
子爪を選ぶ|六角・丸・ひし型で最適チャッキング
カメチャック導入のご相談や資料請求はお気軽にお問い合わせ
チャックやワーク形状に合わせた生爪選定のご相談など、
加工現場のニーズに応じて最適なご提案をいたします。
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