お知らせ
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2024.9.4
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2023.11.1
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2023.10.23
六角生爪カメチャックとは
生産性向上と作業効率化の為、旋盤やマシニング加工の段取りでの可能性を広げる親爪と子爪で構成された特殊生爪です。
六角形の利点を活かし、小径ワークや薄物ワーク、異形状ワークなどに利用できます。また六角形の凹凸とガイドピンで親爪と子爪の位置決めと固定をしています。1個の生爪で複数のカドを成形して使用することができます。繰り返しの段取りでも精度が安定するので作業性が向上します。
1カ所成形やセルフカットをして消耗したら、1カ所ズラせば新しいカドが成形できます。6カ所ズラして使えるため生産性が向上。1個で成形できるカドが多いから生爪の管理コストが減ります。六角形の利点として先端を尖らせるためにセルフカットせずに先端が密着するので小径ワークのチャッキングに便利です。また親爪を反転させて逆爪として使えば大径ワークもチャッキングできます。
スクロールチャック用について
汎用旋盤、フライス、マシニング、5軸加工機の各作業で使用するスクロールチャックに取り付けて使用できます。
子爪の素材は鉄製とアルミ製、その他製作対応可能となっております。6つの"カド"を有効に生爪成形できます。親爪を共通させることで、旋盤で成型した生爪をフライスで使用することができるので段取りの幅が広くなります。7インチ,9インチ,10インチ,12インチ,15インチを中心に揃えており、特に大径サイズに対応できるようラインナップしております。特殊オーダーも承ります。
六角形のココがポイント
1.子爪の六角形の「カド」を6カ所使用できます。
2.先端を密着させる事で、ワークの把握範囲を幅広くでき歪みが少なく加工できます。
3.また子爪同士を近づけることで異形状部品の成型もできます。
4.子爪で複数カ所成型できると省スペース化できます。
生爪とは
旋盤作業は産業の基盤となっている技術で、造船、船舶、車両、食品生産機器から産業機器まで金属や樹脂の部品製作には欠かせない加工技術です。
旋盤加工作業やフライス加工作業では、加工物(以下ワーク)を生爪や硬爪で把握し固定することで刃物を当て削っていきます。
旋盤作業の高精度加工のためには、生爪を固定する部材をワークの外径にぴったり、もしくはやや大きめに合わせて成形し固定します。金属の黒皮を把握する場合はワークの外径より小さく成型しくい込ませて6点でチャッキングする場合もあります。生爪は切削による成型ができる硬さで作られます。英語では生爪をソフトジョー(=soft jaw)をいい、ソフトに対する言葉が"生"となっています。
ワークの芯(真円、直角、平行)を出し、ワークに傷をつけない為の加工では一般作業となっています。加工段取りにおいて成型することで消耗して使用するため、多くの生爪を準備します。
ブログ
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2024.11.11
JIMTOF2024(第32回日本国際工作機械見本市)に初出展しました
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2024.02.21
日本機械学会誌2月号にクールミスターが掲載
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2023.11.09
午後のみ3時間の第5回超専門技術ミニ展示会「減らす展」に出展しました。