- Home
- 製品コンセプト
製品コンセプト
「六角ローテ」でムダなく長持ち。生産性アップの新発想。
六角生爪カメチャックは、1つで最大6コーナー成形できる特殊形状の生爪です。段取り替えを減らし、作業効率とコストパフォーマンスの向上を両立します。本ページではその特徴やラインナップ、精度を支える構造について紹介します。
カメチャックとは
カメチャックは、旋盤やマシニングでの段取り作業を効率化するために開発された六角形の生爪です。親爪と子爪のユニット構成により、多様なワークに柔軟に対応可能です。2017年に特許取得(特願2016-094491)。
名称の由来は、日本の伝統文様「亀甲紋」。亀甲のように安定性・堅牢性を持ち、生爪を装着した姿がまさに六角形の甲羅に見えることから命名されました。
1カ所ズラすだけで新しいカドが使える
生爪の寿命を最大限に活かす六角形構造。1カ所削っても、ローテーションするだけで次の面が使えます。従来の生爪に比べて、交換頻度を減らし、コストを削減。
ワークの把握範囲が広く、歪みを低減
独自の六角形設計により、薄物ワークや異形状ワークもしっかりホールド。加工の歪みを抑え、精度の向上に貢献します。
子爪先端が密着し、小径ワークも確実につかむ
ピンやシャフトのような小径ワークも、子爪先端の密着構造でしっかり保持。安定したチャッキングが可能になり、より精密な加工をサポートします。
交換の手間を減らし、生産性アップ
六角ローテーションで長寿命、交換頻度を減らし、作業効率を向上。六角生爪カメチャックで、スマートな生産環境を実現しませんか?
カメチャックシリーズ
カメチャックは、用途や加工機に合わせて複数のシリーズを展開しています。スクロールチャック用・パワーチャック用に加え、コストと省スペース性を両立した丸型の「カメチャックR」もご用意。各シリーズの特長や選定ポイントについては、以下のリンクよりご覧いただけます。
スクロールチャック用六角生爪カメチャック
パワーチャック用六角生爪カメチャック
カメチャックR
ガイドピン機構をプラスして、さらなる高精度化を実現!
従来のカメチャック構造にガイドピン機構を追加することで、繰り返し精度が大幅に向上しました。
六角の凹凸による位置決めに加え、ガイドピン機構が精密なセットアップをサポート。2つの位置決め機構でブレを抑え、より安定した加工を可能にします。
これにより、6つのカドをより効率的に活用でき、生産性アップに貢献します。精度と作業効率を両立する、進化したカメチャックGシリーズをぜひお試しください。
受賞歴と信頼の実績
六角生爪カメチャックは、その独自性と実績により、高い評価を受けています。開発以降、多くの製造現場で導入され、技術的な革新性も認められています。
第29回 大田区中小企業 新製品・新技術コンクール 奨励賞
2018年、最大12コーナー成形可能な六角生爪のチャッキング技術が評価され、奨励賞を受賞。安定性・効率性に優れた革新性が認められました。
六角形の凹凸により位置決めと保持
本製品は旋盤やマシニングで使用されるスクロールチャック本体に取り付ける。ベースとなる親爪と交換可能な子爪から構成される。締結方法として六角形の凹凸により位置決めと保持ができるように考案した。旋盤で成型した六角生爪は、後工程のマシニング加工で使用出来るように成型する事で共用もできる。
六角生爪は3つの子爪の先端が密着する形状であり、小径のワークを加工する際に有効。また子爪が密着することで、ワークの把握範囲が多くとれる為、把握する際のひずみを抑え、薄物加工にも有効。親爪を反転させる事で大径ワークにも利用できる。
仕様・外観・形状について
予告なく製品の外観・形状、公差等の仕様を変更する場合があります。最新情報や詳細仕様については、お問い合わせください。