丸子爪|カメチャックと同規格。コストを抑える丸型

丸子爪とは

丸型の生爪でも、六角生爪のように使える――それが「丸子爪」です。丸子爪は先端が密着しない丸型形状ながら、親爪側の六角形状の凹凸により6コーナーで正確な位置決めが可能です。

複数のコーナーをローテーションして使うことで、生爪1個のライフサイクルを延ばせます。使い込んだ面も再度成形して再利用できるため、再成形にかかる手間やロスを抑えることができます。無駄な交換を減らし、段取り作業の効率化に貢献します。

特に、アルミ製や10インチ・12インチといった大径サイズの生爪では、コストメリットが顕著に現れます。六角生爪の段取り効率と、丸型生爪ならではの加工自由度を両立したい現場に最適です。

「段取り時間を減らしたい」「生爪のコストを見直したい」とお考えなら、ぜひ丸子爪をご検討ください。

丸型生爪カメチャックR6コーナー成型イメージ

丸型カメチャックRをNC旋盤で使用。複数カ所ローテーション旋回できるので多コーナー成形で効率的

“3つのR”で選ばれる理由

  • Reasonable|コストを抑制: 複数コーナーを活用し、1コーナーあたりのコストを削減。
  • Round|丸い形状: ラウンド構造により、成形性と保持力のバランスを実現。
  • Rotation|回して使える: ローテーション使用で交換頻度を軽減。

丸型の生爪で生産性向上。6カ所旋回してローテーションできるので、効率的。形状はラウンドで丸くて、六角生爪より安い。

親爪との互換性で高い汎用性

六角生爪カメチャックの親爪と互換性があり、スクロールチャック・油圧パワーチャックの両方でに対応可能です。

逆爪としての使い方

親爪を反転して取り付けることで、逆爪として大径ワークも把握可能。溶接などの特別な加工は不要で、作業性も高まります。
※逆爪とは、親爪を反転させてチャックに装着することで、大径ワークの外径把握を可能にする方法です。

親爪を反転してチャック本体に取り付けることで、丸型生爪カメチャックRを逆爪で使用できます。大径ワークもチャッキングできます。

製品バリエーション・寸法一覧

用途やワークに応じたサイズを標準ラインナップ。その他の特注サイズも柔軟に対応可能です。

主な丸型子爪サイズ

φ69・φ89・φ109を中心に展開。鉄製・アルミ製を標準ラインナップ。その他特注も対応可能。

  • サイズ:スクロールチャック(7in, 9in, 10in, 12in)、パワーチャック(6in, 8in, 10in, 12in)
  • 材質:アルミ、鉄、その他素材対応可
  • 主な丸型子爪サイズ(3個セット):
    • 丸型鉄製:φ69・φ89・φ109(43L・54L)
    • 丸型アルミ製:φ69・φ89・φ109(40L・54L)

スクロールチャック用の丸型生爪カメチャックで丸棒をチャッキング

丸子爪の仕様

丸子爪は特殊製作がしやすい形状です。サイズ違い、材質違いなどご要望をお気軽にご相談ください。

形状寸法(A・B・C・D)に基づいた標準仕様のほか、用途に合わせて穴径や座グリ深さなどのカスタム設計も対応いたします。図面やワークに応じて最適な子爪をご提案いたします。

カメチャック丸子爪の寸法の図面

以下は代表的な仕様例です。チャックサイズやワーク径に応じて、最適な寸法・材質をご提案いたします。

規格例 A B C D
R69S28-S12-43G 69 34.5 43 M12
R89S28-A12-43G 89 44.5 43 M12
R109S28-A12-43G 109 54.5 43 M12

▶ 子爪型番の見方はこちらへ

丸型生爪カメチャックRをゴリラホルダーに内径バイトを取り付けて成型

カメチャックRの導入メリットまとめ

  • 複数コーナーを活かして生爪のライフサイクルを延長
  • 成形しやすいアルミ製で段取り時間を短縮
  • 六角カメチャックの親爪と互換で導入しやすい
  • 幅広爪としても活用可能で、柔軟な現場対応が可能

カメチャック導入のご相談や資料請求はお気軽にお問い合わせ

チャックやワーク形状に合わせた生爪選定のご相談など、
加工現場のニーズに応じて最適なご提案をいたします。

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