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10.302025
MECT2025出展レポ|親子生爪カメチャックとゴリラホルダー

MECT2025 ご来場の御礼|大野精機
この度は メカトロテックジャパン2025(MECT2025) にて、弊社ブースへお立ち寄りいただき誠にありがとうございました。
「ネットで見て実物を確認したかった」「薄物ワークのチャッキングを相談したい」など具体的なご関心を多くいただき、熱気に満ちた4日間となりました。

本記事の構成
出展概要
- 展示会名:メカトロテックジャパン2025(MECT2025)
- 会期:2025年10月22日(水)〜25日(土)
- 会場:ポートメッセなごや(第3展示館)
- 展示テーマ:「回転を見つめる現場のために」
チャッキング・把握の見直しや改善で仕上がり精度や段取り時間は大きく変わります。
現場の言葉で課題を伺い、最短の改善策をご提案しました。


展示製品
親子生爪カメチャック(スクロール/パワーチャック対応)
- 六角の1面ずつセルフカットして使い回せる構造で、1セット当たりの成形回数を最大化
- 後工程と子爪を共用化することで、成形工程を削減し段取り時間を短縮
- スクロールチャックならボルト1本でローテーション、新しい角をすぐ活用
導入前に、最適な子爪を一目で確認できるチェックチャート付き
ゴリラホルダー(内径バイトホルダー/オーダーメイド対応)
- 深穴加工でのビビり抑制に効く高剛性設計(ホルダー最適化)
- 加工条件・ワークに合わせた一品製作で最適化
クールミスター(クーラント/ミスト内部噴射装置)
- 切粉・熱の課題に一手を加えるユーティリティ
- 電源不要でエアー源に接続するだけのシンプル構造
ご来場者さまの声(抜粋)
「ネットで見て、今日は実物を確認しに来ました」
「薄物や異形状の把握が安定する理由がよく分かった」
「以前から気になっていて話を実際に聞けて良かった」
「マシニングの後工程が変えられそう、まだまだ工夫の余地がある」
いただいた声は今後の改良に活かしてまいります。
注目された課題と、現場目線のアプローチ
| 現場課題 | アプローチ |
|---|---|
| 薄物ワークが歪む/狙い精度がでない | 六角先端の面密着で把握範囲を広げ、加工精度を安定化。ひし型生爪で対応 |
| 段取り時間を短縮したい | ローテーション運用で段取り替えを迅速化 後工程と子爪を共用化して段取り省力化 |
| 深穴内径でビビり | 高剛性ホルダー+超硬・防振工具の組み合わせ提案 |
会場スナップ

子爪バリエーション(六角・丸・菱型)を比較展示
用途別の長所・短所・導入シーンを現場条件で説明しました。

ひし型生爪はボルト1本で取り付け可能。ザグリ穴が成形面Rにかかりにくく、把握面を広く確保できるため高精度チャッキングに有利です。

成形面がザグリ穴にかかりにくいというメリットと共に異形状品や薄物形状へのメリットも説明しました。

新商品のゴリラホルダーマックスもMECTで初お披露目しました。
よくあるご質問(導入前)
Q1. 六角・丸・菱型の子爪はどう使い分けますか?
A. 六角は薄物や小径に強み。丸も6コーナーローテーション運用できる汎用型、リバーシブルに反転させて逆爪運用もできます。菱型は2カ所使い可能。ザグリ穴の回避がしやすく把握面の確保に有利です。マシニングや5軸加工でも把握範囲を大きくとりたいケースでの使用を想定してます。
Q2. 既存チャックでも使えますか?
A. 基本はスクロール/パワーチャック双方に対応。型番や仕様をお問い合わせください。北川鉄工所様のチャックに対応しています。
Q3. 事前に何を伝えれば最適提案が早いですか?
A. チャックの型番をご案内してください。またおおよそのワークの大きさや形状をご案内いただければ導入の提案をさせていただきます。
MECT2025を終えて|回転の先を見つめる現場のために
展示会は製品を見て頂くと共に対話の場として活用させていただきました。今回いただいたご縁を、確かな成果へと結び直していきます。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
関連ページ
▼ カメチャックの詳細はこちら
六角・丸・菱形の子爪バリエーションや、親子構造による導入メリットなど、
製品ページにて詳しくご紹介しています。
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現場ごとの細かな仕様にも対応いたします。
お見積り・試作相談も承ります。






